盆提灯

提灯の種類

絵柄、素材、デザイン、価格……提灯を選ぶときの基準は様々ございますが、
絵柄の好みで選ぶ方が多いようです。
火袋の絵柄は秋の七草、桔梗や菊が基本とされていますが、老舗提灯メーカー(株)オゼキによると、
近年はお客さまの好みも多様化し、鉄線や藤、桜など、故人さまが好きだった花の絵柄をお買い求めになる傾向も進んできているそうです。
また、今でも伝統的な大内行灯タイプが主流ですが、リビングや洋室に似合うデザインの新型提灯も人気が高まっているようです。

驚くほど多彩な提灯のバリエーション

二重と一重の2種類ある火袋は、素材や技法も様々です。

絵柄をのせる部分の素材は和紙か絹ですが、和紙は手すきか機械すきかの違いもありますし、 さらに楮和紙、美濃和紙、化学繊維由来の和紙など、質にも細かく違いがあるのだそうです。

摺込絵、描き絵、プリントなど、絵柄に用いられる技法もいろいろあります。 またスタンド部分は、材質や塗りの産地の違いのほか、蒔絵の有無など、デザインも実に多彩です。

数千円代にはじまり、1万円弱〜5万円代、さらに100万円ほどする高価なものまで存在する提灯。 そのように価格が幅広いのも、素材やデザインのバリエーションが豊富だからこそと言えます。

取材協力:株式会社 オゼキ