HASEGAWA
GINZA

時を超えて受け継がれてきた、お仏壇やお仏具——
そのひとつひとつには、美術品としての希少な価値と、心をそっと包み込む力があります。
銀座本店で日本の美と祈りの逸品をご覧ください。
Floor Giude
1F


希少なお香やブレス(数珠)、季節の縁起物など、心ときめく品々を取り揃えております。
伝統と現代が調和した、新たな祈りのかたちをご覧ください。
フロア奥には、遠州茶道宗家十三世家元監修の「黄金の茶室」が静かに佇みます。
凛と澄みわたる感動---ぜひご体感ください。
2F

このフロアでは、はせがわがご提案する多彩な「祈りのかたち」をご覧いただけます。
作家が心を込めて手がけた創作仏壇、職人の技が息づく伝統的なお仏壇。
そして、現代の暮らしにやさしく寄り添う、洗練されたモダンなお仏壇やお仏具まで——。
上質で豊かなラインナップを、心ゆくまでご堪能ください。
Executive Item
6F Museum
わが国至高の工芸作品を収蔵した、はせがわならではのミュージアムです。
明治時代、仏師たちの技の粋を集め、10年の歳月を費やして作製した金仏壇。そのお仏壇を巡るように回廊が伸び、希少な仏教美術作品の数々をご鑑賞いただけます。
1つ1つの作品に込められた思いや背景を知るほどに深まる感動をご体験ください。
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純銀 三具足

金、銀、銅、真鍮などの素材は熱を加えると柔らかくなります。その性質を利用して、熱した板を鎚で打ち延ばし、また熱しては打ち延ばして形を作り上げていく技法を鍛金といいます。この作品は、この鍛金の技法により作られています。表面をヤスリやキサゲで丹念に研ぎ上げ、朴炭(ほおずみ)を用いてさらに鏡面になるまで研磨します。最後に、いぶしの液で深みのある発色で仕上げました。シルエットの美しさは比類のない作品です。
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宝剣

宝剣は不動明王の持物であり、それ自体が礼拝対象にもなる法具です。
この作品は焼型と呼ばれる伝統的な鋳造技法による作品で、刀身部には、正倉院宝物にも多数残されている、佐波理(さはり)という、扱うには非常に高度な技術を要する合金を用いています。
宝剣は、仏敵と心の煩悩を断ち切り、守護を祈るためのもの。礼拝対象としてのみならず、家族や会社の「守り刀」となるように願いをこめて制作しました。 -
パート ドヴェール

「パートドヴェール」とは、鋳型にガラスの粉末素材を詰めて窯で焼成する技法。古代メソポタミアにはじまり、ローマ時代には消滅したとされていましたが、遥かな時を経た現代で、再現を試みる作家も見られます。本来仏像とは、凡夫の肉眼には不可視な仏陀の悟りの境地を、光をもって可視的に表したもの。その想いを「パートドヴェール」に託して、阿弥陀如来像を日本工芸会正会員の石田亘氏と共同製作しました。
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はせがわ美術工芸創作仏壇(造込仏壇)

漆や金箔など、日本の宗教工芸における最高水準の技法を継承するために1977年に発足したはせがわ美術工芸。特注品の製作とともに、寺社・文化財の施工・修復にも取り組んでいます。
京都西本願寺をはじめ、清水寺、知恩院、太宰府天満宮、慈照寺銀閣などわが国を代表する寺社の修復において数多くの実績を有し、その技術は高く評価されています。この創作仏壇はその技術を生かし、外扉には黒を主に青と緑のぼかしを施して宇宙の未知の世界を表現し、内部は重厚な漆箔と彩色により、極彩色の極楽浄土を表現しています。
扉のあけぼの塗りは京都の塗師 南祥輝(みなみ しょうき)氏による。