位牌の選び方5つのポイント。値段や種類、デザインに決まりはある?

位牌のお飾りイメージ

お位牌は、故人様の霊魂が宿る依代(よりしろ)とされる重要な仏具。ご戒名や没年月日、ご俗名などを刻んでお仏壇にお祀りします。お位牌選びで、ここだけは押さえて欲しい5つのポイントを解説いたします。

用途から選ぶ

板位牌

故人様をお祀りするために1名につき1つ作成する、最もポピュラーなお位牌です。台座に1枚の札板がついた形が特徴です。ご夫婦で1つの板位牌(夫婦位牌)を作成する方もいます。

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繰出位牌

68名様分のご先祖様を1つの位牌でお祀りすることができるお位牌です。お位牌本体の中に、故人様の戒名を記す木札が入った形が特徴です。主に、複数あるご先祖様のお位牌を1つにまとめる際に用います。

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過去帳

故人さまの戒名(法名)・俗名・没年月日・享年(行年)を記す帳面です。主に浄土真宗においては、位牌は作らずにこちらを用います。専用の台(過去帳見台)を使用し、お仏壇の中に設置するのが一般的です。

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デザインから選ぶ

お位牌には様々なデザインがあるものの、絶対にこうでなければならないという決まりはありません。お位牌は故人様の象徴となる存在ですので、基本的には故人様の生前のお人柄やイメージに合わせてお選びいただく形をおすすめします。お仏壇の雰囲気に合わせたり、既にあるご先祖様のお位牌に合わせていただいても問題ありません。

伝統型位牌
伝統型位牌のイメージ画像

伝統的なデザインで作られた位牌です。伝統的な仏壇と調和しやすい、重厚で華やかなスタイルです。伝統型位牌は、材質や、足や板などのデザインによってさまざまな種類があります。

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モダン位牌
モダン位牌のイメージ画像

家具調の仏壇に調和するようにデザインされた位牌です。従来の位牌にはない色合いや形で仕上げられています。お位牌の基本的な要素は継承しつつ、よりお位牌の個性が際立つ、シンプルでおしゃれなスタイルです。

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伝統型位牌の種類

春日型
春日型位牌のイメージ画像
葵角切型
葵角切型位牌のイメージ画像
勝美型
勝美型位牌のイメージ画像

モダン位牌の種類

歌仙
歌仙のイメージ画像
京霞
京霞のイメージ画像
やまと
やまとのイメージ画像
あかね空
あかね空のイメージ画像
月あかり
月あかりのイメージ画像
モダン位牌
モダン位牌のイメージ画像

材質や加工から選ぶ

漆塗り位牌
漆塗り位牌のイメージ画像

ヒバ材などの木材を、漆や金箔、金粉を用いて加工した漆塗りのお位牌です。職人の手作業で、木地加工や塗り、磨き上げなど数々の工程を経て製作されます。工程数や使用する漆の質によって塗りのランクが異なり、当社では主に「呂色」「上塗」「塗」といった3つのランクに分けてご説明しています。

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木製位牌(唐木位牌)
木製位牌のイメージ画像

黒檀や紫檀材、花梨といった輸入銘木を用いて作られた、木目を生かしたお位牌です。輸入銘木を総称して「唐木位牌」と呼ばれることもございます。耐久性に優れており、お仏壇にお祀りした時に重厚感や高級感が出ます。木材に透き漆を塗って磨き上げた、モダンなお仏壇にも合うシンプルでおしゃれなお位牌もあります。

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漆塗り位牌の種類(塗りによる違い)

塗位牌
塗位牌と作業工程のイメージ画像

油を加えない精製漆「無油漆」を用いて仕上げたお位牌です。基本的な工程は上塗位牌と同じですが、上塗とは異なり落ち着いた艶が特徴です。

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上塗位牌
上塗位牌と作業工程のイメージ画像

荏油(えのゆ)などを加えた、光沢のある上質な精製漆が使用されているお位牌です。柔らかな光沢のあるふっくらとした塗肌を表現するため、最終仕上げを塗り放しで仕上げています。

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呂色位牌
呂色位牌と作業工程のイメージ画像

塗面を炭で研ぎ、さらに油分を含有しない漆を塗り、研磨することで鏡面の様な深い光沢を出す伝統的技法を用いたお位牌です。数多の工程の中、塗っては研ぎ、塗っては研ぎを繰り返し、わずかな塵の付着も許さず作られています。

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サイズから選ぶ

お位牌のサイズは、基本的に「寸」単位で表されます。(1寸=約3センチメートル)この寸法はお位牌の札丈(札高さ)を指しています。小型のお仏壇なら4.0寸(札高さ約12cm)、中型のお仏壇なら4.5寸(札高さ約15cm)、大型仏壇なら5.0寸以上を目安としてお選びください。そのほか、サイズをお選びの際には下記のような点にも注意いただく必要があります。

仏壇やご本尊のサイズに合わせて選ぶ
仏壇と仏具のお飾りイメージ画像

お位牌を安置するスペース(通常お仏壇の上から二段目の左右)に問題なく収まりつつ、かつ小さすぎないサイズのお位牌が理想です。また、ご本尊(お仏像や掛軸)の背丈を越してしまわないサイズのものをお選びいただくとよいでしょう。

既にお持ちのお位牌に合わせて選ぶ
複数の位牌が祀られた仏壇イメージ画像

既にご先祖様のお位牌がある場合には、今あるお位牌と同じくらい、もしくは少し小さいサイズをお選びいただくのが一般的です。店頭でお位牌をご検討される際は、ご先祖様のお位牌もご持参いただくか、写真を撮ってサイズも測っておくと安心です。

水子位牌の場合は小さめのものを選ぶ
複数の位牌が並んだイメージ画像

お子様のためのお位牌(水子位牌や赤ちゃん位牌)を作成する場合には、小ぶりなサイズのお位牌を選ぶのが一般的です。

値段から選ぶ

お位牌の値段は、使用される材質や、加工の工程数や難しさによって値段が大きく変動します。ご予算に合わせてお選びください。

漆塗り位牌
漆塗り位牌のイメージ画像

【価格の目安】
8,000円~8万円程度

工程数や使用する漆の質によって塗りのランクが異なり、値段も変動します。中間の価格帯は3~4万円程度、高価格帯(呂色仕上げ)になると58万円を超えるものもあります。

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木製位牌(唐木位牌)
木製位牌のイメージ画像

【価格の目安】
1万5,000円~8万円程度

木材の加工や彫刻の複雑さなどにより、値段が変動します。

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モダン位牌
モダン位牌のイメージ画像

【価格の目安】
5万5,000円~15万円程度

加工方法や工程数、使用する材質によって値段が大きく変動します。

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白木位牌から本位牌への作り替え時は、必ず「魂入れ」を

白木位牌と本位牌の画像

お位牌には、「魂入れ」(開眼供養)の儀式が必要です。故人様の霊は、審判を受けるまでの間は白木位牌を仮の依代としていますが、行先の決まる四十九日を境に本位牌へと移ります。四十九日法要の際に、白木位牌と新規作成した本位牌の両方を持参し、僧侶に魂入れの読経をしていただく流れが一般的です。お位牌の作成は2週間ほどかかりますので(弊社で承る場合)、お日にちに余裕を持ってご準備いただくことをおすすめします。

お位牌の戒名入れとは?

戒名入り位牌と梵字のイメージ画像

「戒名入れ」とは、仏様の世界における新たなお名前である、「戒名」をお位牌に刻むことです。戒名入れは、仏壇仏具店に依頼する形が一般的です。販売店によりますが、文字加工代の費用が別途発生する場合がございます。なお、文字色は金色、文字加工は機械書きまたは機械彫りが主流です。店舗でご依頼の際は、戒名を正確にお入れするために、白木位牌か、戒名の写しまたは白木位牌の写真をご持参いただくと安心です。

お位牌の処分はどうするべき?

お仏壇の前でお経上げしているイメージ画像

位牌の弔い上げやお引越し、後継者の不在などの理由でお位牌のご処分をされる場合には、必ず故人様の魂を抜くための「魂抜き」(閉眼供養)の儀式と「お焚き上げ」が必要となります。また、お考えによっては、ご処分ではなく、お寺や霊園にお位牌を預ける形の「永代供養」を選ばれる方もいらっしゃいます。どうすべきかお悩みの方は、普段お世話になっているお寺、もしくはお近くのはせがわまでご相談ください。