線香を贈る際に気をつけたい「基本知識やマナー」を解説

線香を贈る際に気をつけたい「基本知識やマナー」を解説
突然届いた喪中はがきで知るお世話になった方や友人の訃報を受け、弔意を表現する方法として線香をギフトで送る方が増えています。故人やご家族への気持ちをしっかり伝えるために、おさえておきたいルールやマナーを解説いたします。

進物線香とは?

進物線香とは?

線香には自宅用と進物用の2種類があります。進物用線香とは自宅での普段使いのお線香ではなく、人に差し上げる線香のことです。普段使いの線香とは違い、包装やのしを掛けてお渡しします。進物とは、分かりやすくいうとお供え・ギフト・プレゼントのことを指します。

進物線香を差し上げることは、お世話になったあの方への、弔意のお気持ちを表現する一般的な方法です。お線香は日持ちがよいため、いただいたご家族は、ご自宅での使用のみならず、お墓参りの際も使用できるため重宝されます。

線香を贈る方が増えている背景

線香を贈る方が増えている背景

葬儀の簡素化が言われて久しくなりました。理由は高齢化、葬儀費用などのお金の問題、儀式や慣習に対する考え方の変化などがあります。そこに「コロナ禍」が拍車を掛ける形となっています。コロナ感染防止対策からいわゆる「密」を避けるために、お身内だけの葬儀、通夜を行わないいわゆる直葬での葬儀が増加しました。結果として、お世話になった方や、大事な友人に十分なお別れもできずに、喪中はがきを受け取り初めて訃報を知るケースが増えています(※1)。弔意をお伝えする方法として、線香を差し上げる方が増えています。

(※1)当社調べ 2020年度の進物線香販売個数は、2019年度比で120.8%の伸長率

どういったときに線香を贈るべき

どういったときに線香を贈るべき

線香を人に贈ることが多い5つのタイミングと、贈る日にちの目安をご紹介いたします。

  • 訃報を聞いた時やお葬儀のとき  
    目安:葬儀後~49日までの間
  • 初盆お見舞い          
    目安:お盆の入りの1~2週間ほど前
  • 喪中はがきをもらったとき    
    目安:喪中はがき到着以降12月中旬まで
  • 法要              
    目安:法要の前日まで
  • 帰省や訪問の手土産として    
    目安:帰省や訪問のタイミングで

最近は葬儀も少ない参列者で執り行う葬儀式も増えているため、喪中はがきを受け取って初めて訃報を知るという方も多くなってきました。葬儀は既に終わっており、先方に迷惑になってもいけないと気をもんでいる方もいらっしゃると思います。そんなときには「線香を贈る」ことをお勧めします。

線香を贈るときのマナー

線香を贈るときのマナー

ご自宅へお参りする場合

本来はご自宅へお伺いさせていただき、お仏壇(49日までであれば仮祭壇)へお参りさせていただき、仏前に供えさせていただくのが最も丁寧です。アポイントを事前に取るのがマナーです。葬儀後などでは、多くの方が各種手続きでの外出や弔問の方への対応、お仕事の関係で多忙にされておられます。なお、宗派が事前に分からなくても、数珠は持参するのがマナーです。

訪問時のお参りの手順

  1.  お仏壇や仮祭壇の前に正座し、まずは一礼する
  2.  ローソクに火をつけ、お線香に火をつけます
  3.  お線香を持っている手と逆の手で、扇ぐように炎を消す
  4.  お線香を香炉に立てる(宗派により寝かせる)
  5.  おりんを1回鳴らす
  6.  数珠を手に持ち合掌し礼拝する
  7.  ローソクの碑を消し、一礼後、仏前から下がる

一般的な宗派による線香の本数の違い

  •  浄土真宗本願寺派・真宗大谷派 1本を線香を適当な長さ(通常2つ)に折り、寝かせる      
  •  天台宗・真言宗 3本
  •  浄土宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗 1本      

※上記は一般的な本数で、地域や風習による違いがある場合もあります。

線香を発送する場合

本来は仏前にお参りをさせていただくことが丁寧ですが、距離が遠く訪問が難しい、ご自身の体調面で訪問が難しい、お世話になったので何かせめて弔意を伝えたいという方には、「線香の発送」がおすすめです。

「線香を発送する方」が増えている理由

「線香を発送する方」が増えている理由

線香の発送が選ばれている理由をご説明します。

POINT1 先方へ気を遣わせない

お香典を送ったり、線香を持参したりすることに比べ、お返しなどの気を遣わせないといえます。
代金は購入時にお支払いいただくため、先方へ代金の請求が行くこともありませんので、ご安心ください。

POINT2 仏教的意味

仏様は香りを召し上がる(香食)と言われ、香りや煙は浄土への道しるべともいわれています。

POINT3 長く使用出来る

線香は日持ちがするため、いただいた線香は、ご自宅用でもお墓参り用でも長く使用できます。

よくあるご質問 なぜ香りの良いお線香がいいのでしょうか?
香食(こうじき)という言葉があります。仏様は食べ物を食べることができない代わりに、香りを召し上がると言われているため香りの良い線香を手向けることが良いこととされています。

包装とのしの基本知識

包装とのしの基本知識

包装とのしの種類について

進物線香は包装をし、のしを掛けます。包装紙の内側にのしを掛けるものを「内のし」、包装紙の外側にのしを掛けることを「外のし」と言います。内のしは上品で控えめな印象を与えます。外のしはどなたからいただいたかがすぐにわかるという特長があります。

表書きについて

表書きについて

表書きについて

のし上部中央に記入します。先方の宗教宗旨・命日などで変わります。

仏式であればご霊前(四十九日まで)、ご仏前(四十九日以降)、お供えは命日からの日数に関係なくご使用いただけます。
神道であれば、玉串料、キリスト教であればお花代と記入するのが一般的です。

名入れについて

のし下部中央に記入します。こちらには贈る方の名前を書きます。2名以上であれば連名でのご記入や、兄弟一同、有志一同などと記入することもあります。複数名を記入する場合は右側の方を上座として記入します。法人の場合は会社名と役職や代表者名を記入します。

よくあるご質問 習字に自信がないのですがどうしたらよいでしょうか。
ご安心ください。はせがわでは表書き無料サービス(パソコンで筆字の無料印刷)を行っております。お気軽にお申し付けください。

線香を発送する際の注意点

線香を発送する際の注意点

線香を発送する際の注意点を2点ご説明します。

【注意点①】 メッセージを同封されたい場合

ご家族へのメッセージなどをご記入し添えることで、より気持ちが伝わります。ご自身でご用意いただいたお手紙は「信書」扱いになりますので、発送の際にスタッフまでお申し出ください。「信書」扱いで発送させていただきます。はせがわ店舗から発送させていただく場合は、メッセージカードをご用意しておりますので、スタッフまでご用命ください。

メッセージを同封されたい場合

メッセージを同封されたい場合

用語説明:《信書の定義》
「信書」とは、郵便法第4条第2項において「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」 と定義されています。

【注意点②】 現金を同封されたい場合

お香典などの現金送付を希望される場合は、日本郵便の現金書留をご利用ください。

用語説明:(現金及び貴重品の差出し方)
第十七条 現金又は郵便約款の定める貴金属、宝石その他の貴重品を郵便物として差し出すときは、書留(第四十五条第四項の規定によるものを除く。)の郵便物としなければならない。

引用元:
総務省サイト 信書の送達についてのお願い
https://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/topics20091210.html

郵便法(昭和二十二年法律第百六十五号) 施行日: 令和三年五月一日 (令和二年法律第七十号による改正)
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000165

費用の目安

費用の目安

進物線香を価格からお選びになる場合は、以下の大まかな費用の目安をご参考になさってください。
また、商品の外箱の種類は紙箱・桐箱・塗箱などがあります。おおむね費用に比例しており、紙箱、桐箱、塗箱の順となっています。外箱にもこだわりを持たれる方はひとつの検討材料となさってください。

2,500円以内

【特長】お求めやすい価格帯の商品、 コンパクトなものが多い
【外箱】紙箱仕立てのものが多い
【代表的な商品】
  花風アソート 小箱入 2,200円(税込)

3,000円~5,000円

【特長】少煙タイプと香木タイプから選べる
【外箱】桐箱仕立てが多い
【代表的な商品】 
  少煙:香のたより さくら 6入 3,300円(税込)
  香木:永遠の今 短寸8入 桐箱 3,300円(税込) 

7,000円以上

【特長】香木タイプが多い
【外箱】塗箱仕立てが多い
【代表的な商品】
  司薫 二種香(白檀・沈香)11,000円(税込) 

線香の購入方法

線香を購入するには、仏壇仏具専門店やオンラインショップで購入することができます。

実際の店舗では、商品を実際に手に取ったり、香りを確認しながら、お選びいただくことができます。また、領収証が必要な場合はお申し出ください。

線香一覧ページはこちら >

著者について

株式会社はせがわ WEB担当チーム

お仏壇・お仏具、お墓など供養に関する情報を、日本に住む皆さまへ適切にお伝えすることがミッションのチームです。