website

重要なお知らせ

初彼岸って何?期間はいつまで?彼岸の法要やお参りについて徹底解説

初彼岸って何?期間はいつまで?彼岸の法要やお参りについて徹底解説

初めて迎えるお盆のことを「初盆(はつぼん)」や「新盆(にいぼん)」と呼びますが、四十九日後、初めて迎えるお彼岸は「初彼岸(はつひがん)」と呼びます。

3月の春彼岸で初彼岸を経験する方もいらっしゃれば、春分の日以降が命日で、7月・8月の初盆後(9月の秋彼岸)が初彼岸になる方もいるでしょう。
初盆のような準備をしなければと心配される方も多いため、慌てることなく初めての彼岸をむかえるために、このページではお彼岸やお供え、期間、お彼岸参りについて解説していきます。

初彼岸(はつひがん) とは?何か特別なの?

顎に手を当てて悩んでいる夫婦

「お彼岸」は、春分の日や秋分の日に関連した日という認識を持っている方は多いでしょう。しかし「初彼岸」と聞いてピンとくる方は少ないのではないでしょうか

初彼岸は春分・秋分を問わず、四十九日後に初めて迎えるお彼岸のこと「初彼岸」とよびます。言葉のとおりに「初」がつき、「初節句や初盆などのように何か特別なことをしないといけないのか」と問い合わせをいただくことがあります。仏事は慣れないことも多く、心配ごとは尽きません。

初彼岸は、初盆と違い特別なことをするわけではありません。しかし、お彼岸を知りほとけ様にちなんだ家族行事のひとつにしていただければと考えます。

お彼岸には、どうして祝日が入っているの?

お彼岸は、お盆とは違い年2回ある仏教行事です。春の彼岸・秋の彼岸(春分の日と秋分の日)が彼岸の中日(ちゅうにち)となります。共に日本の国民の祝日の日と制定されています。

国民の祝日に関する法則「祝日法」によって制定され、それぞれに役割をもった祝日になります。

  • 春分の日「自然をたたえ、生物をいつくしむ」ことが趣旨。冬を越えて草木が芽吹き寒さもやわらぎ、春を感じられる時期。
  • 秋分の日「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」ことが趣旨。

春彼岸の過ごし方

「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という趣旨を踏まえると、春の訪れとともに誕生する生命を大切に思うことを願って設けられた祝日として考えられます。
厳しい冬を越えて、あたたかい太陽の日差しと吹き抜ける春の風を受け、自然を感じる清々しい時です。その喜びを感じる日として、新学期や新入学など忙しい時期だからこそ、春の訪れを五感で感じ、癒しを求めてみることをおすすめします。

秋彼岸の過ごし方

「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」という趣旨踏まえると、仏事に関してことを主として過ごされる日として考えられます。
なかなかタイミングが合わず足を運べなかったお墓の掃除に出かけたり、自宅のお仏壇をいつもより少し丁寧に掃除したり、少し古くなったお仏具を新調したりすることをおすすめします。

お彼岸の期間はいつからいつまで?

お彼岸の期間を説明した画像

春彼岸は「春分の日」、秋彼岸は「秋分の日」を中心とした前後3日間(合計7日間)がお彼岸として指定されています。
毎年太陽の動きに合わせて国立天文台が定めており、前年の2月1日に政府が発表することで正式に決定します。例年、春分の日は3月20日~21日ごろ、秋分の日は9月22日~23日ごろになる場合が多く見られます。

どうしてお彼岸にお墓参りをするの?

仏教では、私たちが生きている世界(昼)を「此岸(しがん)」、仏様たちが住む世界(夜)を「彼岸(ひがん)」と呼びます。
春と秋のお彼岸時期は、「昼と夜の長さが等しくなる」とされていることから、彼岸と此岸の距離が最も近くなり、より想いが届きやすい日とされ、お彼岸時期にはお墓の掃除・お墓参りをするという文化が根付いたとされています。

お彼岸について詳しくはこちら

お彼岸とはページのサムネイル画像

お彼岸とは?意味・期間・やるべきこと

お彼岸とは何か知りたい方に向けて、意味やお彼岸の期間、やるべきことなどお彼岸の基本をお仏壇のはせがわが徹底解説します。

お彼岸とお盆の違い

お盆とお彼岸は、どちらも有名な仏教行事として混合されやすいですが、行う時期ややるべきことなど様々な違いがあります。

お盆は、1年に一度のご先祖様が返ってくる機会であるため、華やかにお盆提灯を飾り、迎え火や送り火をしてお迎えをします。
一方のお彼岸は、1年に春と秋の2回、あの世とこの世の距離が近付く時期であることから、ご先祖様が眠っていらっしゃるところ(お墓)に会いに行ってご供養を行います。

お彼岸は、お盆とは違って春秋と季節が異なりますので、その季節ならではの旬のお供えをして差し上げるのもよいでしょう。

お彼岸とお盆の違いについて詳しくはこちら

お彼岸とお盆の違いページのサムネイル

お彼岸とお盆の具体的な違いを解説

お彼岸とお盆について、意味・期間・やるべきことの3つの観点から、具体的に違いを解説いたします。

初彼岸は、初盆と同じくらい準備が必要?

悩んでいる夫婦

お盆は、ご先祖様が初めて帰ってこられる機会のため、迎え火を焚いたり、お盆提灯を飾って盛大にお迎えしたり、檀家の場合はお寺や自宅で新盆法要を行ったりとやるべきことが様々あります。

一方のお彼岸は、お盆のようにお迎えをすることはないため、特段の準備は必要ないとされています。
よって、お彼岸は、いつもより念入りにお墓やお仏壇を掃除する、お墓参りに行く、ご先祖様の好きだったものをお供えするなどの形で、思い思いに感謝の気持ちを伝えていただくとよいでしょう。

お墓参りの際にあると便利な商品をご紹介

■風に強いターボライター

風が強い日のお墓参りでもお線香に火をつけやすい、風に強いターボライターです。
お線香を束ごと着火することができ、ガス注入式のため繰り返しの使用も可能です。

■お墓参りの際欠かせない手桶セット

お墓参りの際には、お掃除やお水をあげる際などに必ず「手桶(ておけ)」を使用します。
墓地や霊園で共同使用できる手桶が置かれている場合は問題ありませんが、もし共同使用可能なものがない場合には、ご自身で準備して持って行かれることをおすすめします。

お彼岸の法要である「彼岸会(ひがんえ)」とは

お寺によっては、お彼岸の時期に「彼岸会(ひがんえ)」と呼ばれる法要を執り行う場合があります。
初彼岸だからこそ丁寧にお彼岸を行いたいという場合には、普段お世話になっているお寺に出向き、彼岸会に参加されてみるのもおすすめです。お寺様から教わるご供養を知り、これからのご供養について相談できるよい機会でもあるかもしれません。

また、一年のうち、ご命日法要以外でご親族・ご住職と顔を合わせる機会であったり、仏教行事を通じて伝統的な仏教文化に触れ、お子様の供養心を育てる機会であるともいえます。

初彼岸時の法要やご供養の経験を通じて、今後の年中行事の慣例を改めて検討することで、我が家の伝統や文化を親から子へと継承していくことができます。

お彼岸には何を供えるべき?

仏前に供えられた、あんこときなこのおはぎ

お彼岸にはおはぎやぼたもちをお供えするもの、と考えている方も多いと思いますが、その他にはどのようなお供えを供えるべきなのでしょうか?
この項目では、おはぎとぼたもちの違いや、お彼岸時期におすすめなお供え物のご紹介など、お彼岸のお供えの基本を解説します。

お彼岸時期におすすめのお供え

仏教では、「香・花・灯明・浄水・飲食」の5つのお供えが大切だとする「五供(ごく)」という考え方があり、ご自宅のお仏壇へのお供えにおいては、「お線香・お花・ローソク・お茶・お水・食べ物」が基本になります。
お彼岸時期には、そのほかにも、季節の品物や故人様がお好きだった食べ物などをお供えするのもおすすめです。以下に定番品をご紹介します。

  • ぼた餅・おはぎ
  • お彼岸団子(おひがんだんご)
  • 季節の花
  • 季節の果物
  • 故人様が生前好きだった食べ物
  • 精進料理

おはぎとぼたもちは何が違うの?

お彼岸時期のお供え物として有名な「ぼたもち」と「おはぎ」は、どちらも小豆(あんこ)を使って作られています。
砂糖が貴重だった頃は塩味で作られていましたが、砂糖の入手しやすくなったことで甘いあんこが広まったとされています。

ぼたもちとおはぎは、作る季節に違いがあり、それぞれ季節の花の名前に由来しています。
一説には、小豆を春の牡丹の花に見立てて「ぼたんもち」から「ぼたもち」に、秋の七草のひとつである萩の花と小豆の形状が似ているため、「おはぎもち」から「おはぎ」に変わっていったともされています。
ぼた餅はこしあんを使用して牡丹の花の様に大きめに作り、おはぎは粒あんを使用して萩の花のように小振りに作る形が通例です。

はせがわおすすめの、ちりめんのお供え物

お供え物として定番なのはお線香や食べ物ですが、近年はちりめんで作られた季節のお供え物飾りも人気です。
はせがわオリジナル商品であるちりめん飾りは、作り手さんが手作業で丁寧に作られており、見た目も楽しい一品です。他のお供え物と一緒にお飾りしてもいいですし、玄関やリビングに飾るのもおすすめです。

定番品以外にも、我が家ならではの新しいお供えの定番品を探してみてはいかがでしょうか?

お彼岸時期には、香り高いお線香がおすすめ

お線香の香りや煙は、「香食(こうじき)」とも呼ばれ、ほとけ様のご馳走とされています。
お彼岸の時期は、いつものお線香だけでなく、香木(こうぼく)を多めに使ったお線香を焚かれてみるのもおすすめです。

■コンパクトなお仏壇にもおすすめの、ミニ寸線香

ミニ寸線香の商品ページはこちら>>

お彼岸のお供えについて詳しくはこちら

お彼岸のお供えについて詳しくはこちら

お彼岸におすすめのお供えとは?相場も解説

お彼岸におすすめのお供え物の紹介や、相場や掛け紙マナーの解説など、お彼岸のお供えをお仏壇のはせがわが解説します。

法要やお参りにマナーはある?お布施相場・服装

お仏壇の前に座る男性と女性

最後に、お彼岸の法要である「彼岸会(ひがんえ)」に参加する際のお布施相場や、お墓参りに行く際の服装など、お彼岸のマナーについてご紹介いたします。事前にマナーを確認し、失礼のないようにしましょう。

法要(彼岸会)のお布施相場

彼岸会などのお彼岸法要に参加する際は、四十九日法要などと同じように、お寺に対するお礼としてお布施をお渡しします。
お彼岸は、主に先祖供養の行事として執り行われます。お寺によっても異なりますが、一般的なお布施相場は、お寺での法要では【3千円~1万円程度】、ご自宅などでの個別法要では【3万円~5万円程度+御車代】とされています。

お墓参りの服装は?喪服を着る必要はある?

お彼岸時期のお墓参りに行く際の服装は、一般的に平服や普段着で問題ありません。
ただし、普段着といっても、派手な服装や露出の高い服装は失礼にあたりますので、なるべく派手な服装は避けましょう。

男性であれば黒やグレー系の色合いのシャツにズボン、女性なら落ち着いた色のブラウスにスカート、またはワンピースなどがおすすめです。

知人宅に訪問する際の注意点

知り合いの家までお参りに行く際の服装は、法要がない限りは、一般的には平服や普段着で問題ございません。

一方で、手ぶらではなくお供え物を持参するのがマナーとされています。
持参品は、お花や故人様が好きだった食べ物、季節のお菓子、御進物用のお線香などが一般的です。お彼岸の期間を活用して、家族や知人との絆を深めたり、想いを込めた自分なりのお彼岸を過ごすとよろしいでしょう。

お線香を贈る際のマナーについて詳しくはこちら

贈答線香ページのサムネイル画像

お線香を贈る際の基本知識・マナー

故人やご家族への気持ちをしっかり伝えるために、線香をギフトで贈る際におさえておきたいルールやマナーをはせがわが解説いたします。

お彼岸関連記事はこちら

お彼岸の総合ぺージはこちらです。

お彼岸とはページのサムネイル画像

お彼岸とは?日程・意味・やるべきこと

お彼岸とは、春(3月)と秋(9月)の年2回に行われる仏教行事です。このページでは、お彼岸の意味や具体的なお彼岸日程、4つのやるべきことなど、お彼岸の基本を解説しています。

この記事を読んだ方は以下の記事も読んでいます。