位牌の魂入れやお布施について|本位牌をつくる時の注意点を解説

位牌の魂入れやお布施について|本位牌をつくる時の注意点を解説

四十九日法要をむかえるうえで、法要時に知っておくべき知識を解説いたします。安心して四十九日法要が迎えられるように、本位牌(ほんいはい)作成時の注意点を紹介いたします。

魂入れ(たましいいれ)に関するお布施の金額からお布施の意味について知っておきたい知識をご紹介いたします。本位牌作成後の手順を知り、四十九日の準備を安心してむかえましょう。

お悔みの方であれば、四十九日法要における魂入れ(たましいいれ)を行なう必要になります。各法要において、お寺にお渡しするお布施をどうしたらよいか気になるものです。

このページでは、法要における魂入れや、魂入れで寺院へお渡しするお布施にいて詳しく解説していきます。

位牌を作成する時に知っておきたいこと

位牌を作成する時に知っておきたいこと

本位牌を作成する時間はどれ位かかるのだろうと心配されて、問合せを受けることがよくあります。どの方もお忙しい状況が続く中、作成する時間は気になるものです。作成する時期や作成時に必要な情報をご紹介いたします。

本位牌作成の時期について

本位牌を作成する時期は、ご葬儀後からいつまでにという決まりはありません。期間を決まりとして定めるならば、本位牌にほとけ様の文字を入れる加工に時間が必要になります。

通常であれば、文字を入れる加工は2週間ほど必要になります。四十九日の日程が決まっているようであれば、本位牌は四十九日の一週間前までには手元にある状態が好ましいと考えます。四十九日前日や前々日に慌てることのないよう、早め早めに進めてまいりしょう。

 

本位牌作成の際に気をつけること

本位牌を作成する時に気をつけていただきたいことを2点あげます。一つはほとけ様の名前である戒名授与が済んでいること、二つは本位牌を作成するための情報が揃っているかを確認しておきましょう。お位牌は、長年お祀りしていく大切な故人さまそのもののため、簡単に作り直したりたりはいたしません。

これから戒名を授与する予定であるとか、ご葬儀とは別の寺院に戒名を授与される予定があるとかなど、戒名をもらうか迷われることもあるでしょう。

戒名をもらわないか分からない状態であれば、ほとけ様の名前が定まるまでは作成する期間を気にして、早まって作成することは推奨いたしません。

戒名か俗名かと本位牌をつくるうえで、ほとけ様の名前が定まってから作成しても問題ないのです。

本位牌と白木位牌の違いについて

本位牌を作成するうえで、ほとけ様の名前が重要と述べましたが、本位牌に入れる名前がなかなか決まらない場合は、葬儀時にいただく白木位牌をしばらくお祀りすることになります。

あくまでほとけ様の名前が決まり、本位牌を作成するまでの仮の位牌であることを知っておきましょう。白木位牌は、色が焼けて変わったりすることもあります。

ほとけ様そのものである位牌が変形したり変色したりするのは、できれば防ぎたいものです。長く白木位牌のままでお祀りすることはおすすめいたしません。

白木位牌の仮の姿から本位牌の姿にすることによって、変形や変色し難い姿にすることが本位牌をつくる重要な目的になります。

もうひとつは、開眼供養や魂入れをするという礼拝対象の依代(よりしろ)という役割があります。次にそのことについて述べてまいります。

四十九日で行なう法要について

四十九日で行なう法要について

四十九日で行なう法要は、開眼法要とも魂入れとよばれる場合がございます。ご葬儀後の白木位牌から新たに作成した本位牌に、お経をあげて魂の入替えの儀式を行ないます。

お仏壇の中に、ご本尊として準備したお仏像や掛軸などにも開眼法要としての魂入れを行ないます。位牌に関しては、白木位牌から魂の入替えする法要になります。

四十九日の法要で準備するもの 


本位牌の準備以外に、四十九日法要を行なううえで準備・持参するものを事前に知り、当日慌てることなく法要を迎えられることをおすすめします。

本位牌と白木位牌以外に、一般的に準備・持参するものは、寺院にお渡しするお布施・念珠・遺影を法要を行なう場所へ持参します。お墓にご納骨をする場合は、ご遺骨も一緒にお連れしましょう。

魂入れは何を準備したらよいの?持ち物は?

持ち物のひとつ目はお布施


四十九日の法要で準備・持参するものとして、法要を行なう側(施主や喪主)の持ち物の一つ目はお布施です。

四十九日法要では寺院を呼んで読経してもらうことになりますので、お布施はそのお礼となります。お布施は白い封筒に入れてお渡しすることになります。

寺院にお渡しするものはほとんどがお布施という名前で金銭を入れてお渡しします。既にお布施と印刷してある袋を準備しておきましょう。白い封筒しか準備できなかったならば、「お布施」と記入して持参いたしましょう。

持ち物の二つ目は数珠


持ち物も二つ目は数珠です。数珠は喪主・施主を含めた参列者全員が必要なものです。数珠は手を合わせる際は左手、または両手にかけて使用し、数珠を使用することで煩悩が消えるとされています。

数珠の数や形は各宗派によってそれぞれ決まっていますが、法要の際には基本的にどのようなものでも問題ありません。

数珠は、数珠の粒の小さいものが女性用で、数珠の粒の大きいものが男性とされています。子供用の数珠も準備できるとよいでしょう。

施主の持ち物の三つ目は遺影


施主側の持ち物、三つ目は遺影です。遺影は、故人の生前の姿を写したもので、故人を思い偲ぶきっかけにもなるものです。

ですからあまりにも古い写真だとイメージが大きく変わってしまいますので、できるだけ新しい写真を選ぶとよいでしょう。

四十九日で使用する遺影は葬儀で使用したものと同じもので構いませんが、葬儀で使った際につけたリボンは外しておきましょう。


◆そのほか法要に持参するもの◆

法要の仏前等にお供えするお菓子やお花、お墓の前で使用するお線香などが必要になる場合がございます。四十九日法要を行なう寺院もしくはご葬儀社へ確認をしておくと安心です。お供えものは何がいいの?など詳しい記事はこちら

お布施の種類には何があるの?

仏教においてお布施には、布施には財施(ざいせ)、法施(ほっせ)、無畏施(むいせ)の三種類があります。

財施とは、金銭や衣服食料などの財を施すことをさします。法施とは、仏の教えを説くことをさします。無畏施とは、災難などに遭っている者を慰めてその恐怖心を除くことをさします。

布施をする人をダーナパティ(dānapati)といい、施主(せしゅ)、檀越(だんおつ、だんえつ、だんのつ)、檀徒(だんと)などと訳されます。なお、菩提寺にお布施をする家を檀家(だんか)という言葉も、檀那、檀越から由来しているようです。

お布施ってどんな意味?

現代は、読経などのお礼として寺院に金銭を手渡しすることのお布施がほとんどです。そもそもお布施とは、金銭に限らず人に施すことで自らの徳を積むことをさします。

昔は自分の家で穫れた野菜などをお寺に納める物納もお布施に含まれていたといいます。あるいは1か月お寺の掃除など奉仕をすることも広い意味でお布施に含まれていた時代もあったようです。

お布施以外で寺院にお渡しするものって他にあるの?


お布施は、読経についてのお礼をしてお渡しするもの以外に寺院にお渡しするものを紹介します。お墓に法要の時に立てる塔婆についてお渡しする塔婆料、法事におけるお食事に使う御膳料、寺院が自宅や法要施設に直接出向く場合にお渡しするお車代などがあります。

四十九日の準備に関しての記事はこちら

慶弔時に役立つ袱紗(ふくさ)を紹介

各袋が折れたりすることを防ぐのに便利です。

ふくさは、お布施袋を含める法要などでお渡しする時に、各袋を一時的に保管しておくものです。

冠婚葬祭でも、現金などをそのまま渡すということは失礼になります。袋をふくさに入れて閉まっておき、お布施を渡す時にふくさごと取り出して渡すとより丁寧になります。持っておかれると重宝する商品です。

お布施の渡す時のマナー

お布施の金額はもちろんのこと、「お布施の渡し方」にもマナーがあります。
いざという時に困らないよう、ここでお布施のマナーを確認しておきましょう。

お布施の袋って何を書けばいいの?


お布施は、奉書紙・半紙・白封筒等でお包みします。この場合水引は必要ありませんが、市販のもので水引が付いている場合は、そちらを使っても問題はありません。

奉書紙・半紙の場合は、表書きとして表袋に「御布施」「お布施」と記入します。そして中袋もしくは封筒の場合は裏側に住所、氏名、金額を記入しておきましょう。

なお、表書きは薄墨ではなく、普通の黒墨で書きます。また、中袋(封筒の裏側)に記入する金額の書き方ですが、「金参萬圓」といった形で、数字は旧字を使用しましょう。

位牌の魂入れのお布施の相場ってどれくらい?

本位牌の魂入れのお布施の金額はの相場は、3万円から5万円といわれています。なお、法要が始まってしまうとなかなか渡すタイミングがなくなってしまいますので、法要が始まる前にお渡しするのがよいでしょう。

また、地域によっての差はありますが、四十九日法要のお布施は葬儀の際、寺院にお渡ししたお布施の10分の1ぐらいが目安ともいわれていますが、あくまでも参考にしていただくための目安です。

位牌の魂入れ以外の他に何の法要があるの?

位牌の魂入れ以外にも、魂入れ(開眼法要)を行なうことがあります。お仏壇やお墓も魂入れを行なう対象になります。魂入れがあるように魂抜き(閉眼供養)という法要があります。どんなケースがあるかを紹介いたします。

お仏壇の魂入れ・魂抜き(開眼・閉眼供養)って何をするの?


四十九日でのお仏壇の購入された場合、新しいお仏壇に魂入れを行ないます。お悔みごと以外で、お仏壇をご新調された場合は、いままでお祀りしていたお仏壇への魂抜きを行なうことがあります。

いままで手を合わせてきたお仏壇への感謝を表し、新しいお仏壇へ代替わりを伝える法要と考えていただくとよいでしょう。お仏壇を新しくするということは、先祖に対してこれからも先祖を見守る世代が続くことをお知らせする意味があります。

お仏壇の買替えについての記事はこちら

お墓の魂入れ・魂抜き(開眼・閉眼)って何をするの?


お仏壇と同じで、お墓についても魂入れや魂抜きを行ないます。魂入れを行なう場合は、新たにお墓を購入された時がほとんどです。

お墓の建替えしたなどの場合も魂入れを行なう場合があります。お仏壇と違って入替えということはないので、お墓を新たに建てた時と、お墓じまいをされる場合の魂抜きのどちからかになります。お仏壇同様に、魂入れや魂抜きを行なうことは丁寧な供養になります。

お墓じまいに関しての記事はこちら

新たに魂入れや魂の入替えを行なう仏具について


初めてのほとけ様をお祀りする場合は、宗派に合わせた本位牌の他にお仏像や掛軸を用意することがあります。こちらは礼拝対象になる大切なお仏具です。本位牌と共に四十九日までに準備をして、法要の時に魂入れを行なうと丁寧です。

また、お仏壇を買替えの時、いままでお祀りしていたお仏像や掛軸が新たにもとめたお仏壇に合わない場合、新しいお仏壇に合わせてお仏像や掛軸を新調する場合があります。

その際も、新旧のお仏像や掛軸に対し魂の入替えの法要を行なうことをおすすめします。いままでの感謝とこれからのからの供養のはじまりを伝えることが魂の入替え(開眼・閉眼)法要の場となるのです。

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