【2022年度版】新盆(初盆)とは?いつ何を準備する?基本を解説

【2022年度版】新盆(初盆)とは?いつ何を準備する?基本を解説

お盆といえば、家族みんなで提灯をお飾りしてお墓参りへ行き、ご先祖様の霊をお迎えする行事というイメージがあると思います。新盆(初盆)とは、故人様が亡くなられた後に初めて迎えるお盆のことですが、通常のお盆とは何が違うのか不安に思う方も多いのではないでしょうか?

ここでは、いつどのように準備して何をすればいいのかなど、新盆とは何かを具体的に解説します。また、初盆を迎える際の服装やお見舞いの挨拶などの基本マナーもあわせてご紹介します。

新盆(初盆)とは?意味や読み方、時期を解説

蓮の花と葉の画像

「新盆(にいぼん)」とは、故人様が亡くなられた後に初めて迎えるお盆のことです。より正確には「四十九日の忌明け後初めてのお盆」のことを指し、四十九日前にお盆が訪れる場合は、初盆を翌年に行なう形が一般的です。
地域によって呼び方が異なり、「新盆」を「しんぼん・あらぼん」と読んだり、「初盆(はつぼん)」という名称で呼ぶ場合もあります。

通常のお盆との違い

お盆…ご先祖様の霊をご自宅にお迎えし、家族や一族が集まってご先祖様や故人様を偲び供養する日本独自の風習のこと。

新盆もお盆も、故人様を自宅にお迎えして供養するという点では同じですが、新盆は故人様が初めてご自宅に帰って来られる一度きりの機会という点で違いがあります。よって、ご親族や知人友人の方などの大勢で、通常のお盆よりも丁寧に華やかにお迎えいただくべき行事とされています。なお、お迎えの際には、新盆の時だけ使用する「白紋天」と呼ばれる白提灯もお飾りします。
また、通常のお盆の場合は法要を行わない地域も増えていますが、新盆の場合は「新盆(初盆)法要」という法要を行ない、法要後に集まった方々と会食を行なう形が一般的です。

【2022年度版】新盆はいつ?具体的な日程を紹介

2022年(令和4年)のお盆期間

  • 7月盆の場合【7月13日(水)~7月16日(土)】
  • 8月盆の場合【8月13日(土)~8月16日(火)】

新盆は、故人様が亡くなられてから四十九日後(忌明け後)に迎える初めてのお盆ですので、期間自体は通常のお盆と同じです。なお、四十九日中にお盆を迎える場合には、その翌年に新盆を行なう形が通例です。
お盆期間は、一般的には8月13日~16日の4日間である場合が多いですが、地域によっては7月13日~16日の4日間で行なわれることもあります。

>>お盆の期間について詳しくはこちら

■四十九日法要と新盆が被ってしまう場合は、日程をずらしてもいい?

例えば、8月盆の地域で6月に亡くなられた場合などは、四十九日法要と新盆法要の日程がちょうど被ってしまうことがあります。
近い日にちで2回法要を行うのは慌ただしくなってしまうため、その場合は四十九日と初盆の法要を一緒に行うか、新盆法要は翌年にずらすかのどちらかになるでしょう。ただし、菩提寺や地域の慣習によっても異なりますので、まずはご住職や周囲の方にご相談いただくと安心です。

新盆にはどんな準備が必要?新盆飾りや祭壇の飾り方もご紹介

新盆飾りの一例

お盆飾りやお供えなどのお盆自体の準備に加え、新盆法要の手配など、通常のお盆に比べると新盆はするべきことが多くあります。ここでは、具体的にどのような準備が必要なのかを一式ご紹介します。

新盆法要の準備

前項に記載した話と繋がりますが、初盆は通常のお盆より丁寧にご供養するべきと言われているため、特別に法要を行う形が通例です。お盆時期は長期休みと重なるタイミングであり、僧侶も非常に忙しくなる時期であるため、新盆法要は、通常の法要よりも余裕を持って準備を進める必要があります。
※通常のお盆でも、自宅に僧侶を招いて読経いただく「棚経(たなぎょう)」という風習がある地域もありますが、法要という形で執り行うのは新盆のみの場合が一般的です。

■新盆法要は、自宅とお寺のどちらで行うの?

新盆法要は、自宅に僧侶をお招きして個別に行う場合が一般的ですが、菩提寺がある場合には、ご住職のお考えによってはお寺で「合同法要」を行う場合もあります。

新盆の合同法要とは、その年に新盆を迎える檀家を対象として合同で行う法要を指します。お寺によって法要のやり方は異なりますが、僧侶の読経や参列者によるお焼香、僧侶の法話などがメインである場合が多く、個別法要の場合と同様にお布施もお渡しします。
基本的には、お寺様から届く合同法要の案内状に沿ってご準備いただけば問題ありませんが、位牌や遺影、数珠などを持参の上、服装は男女ともに喪服を着用する場合が一般的です。ご不安な点がある場合には、事前にお寺へ確認しておくといいでしょう。

1)法要の手配

まずは法要を行う日程と場所を決め、決まったらすぐに法要で読経いただく僧侶の手配を行います。(菩提寺がある場合は必ずご住職にご相談ください。)

2)お布施の用意

法要の手配が終わったら、僧侶へのお礼であるお布施を用意します。お寺にもよるため明確な相場はありませんが、一般的には【3~5万円】程度とされています。
※自宅での法要の場合は、お車代として別途【5千~1万円】程度も必要です。

不祝儀袋(のし袋)の表書きは「御布施」、交通費がある場合は「御車代」とするか、袋の中に入っている中袋(お金を入れる白い封筒)に内訳を記載して、まとめて御布施としてお渡ししても問題ありません。

3)参列者への連絡と会食場所の決定、お返し(返礼品)の手配

参列者へ案内状を送って参加するか否かの確認を取り、参列者の人数が確定したら会食場所を決めます。会食場所は、ご自宅や会食施設、お料理屋などが一般的です。
その後、参列時にお供え物などをご持参いただいた方へのお礼として、返礼品の準備を行います。返礼品は、相場【1,500~5,000円】程度の食品や日用品をお選びいただく形が一般的です。また、念のため参列者の人数よりも少し多めに用意しておかれると安心です。

■僧侶や親族を呼ばず、家族だけで過ごしてもいいの?

近年は、「葬儀を家族葬で行ったから初盆法要も家族のみで行いたい」「新型コロナが不安だから、僧侶も呼ばず法要なしで過ごしたい」といった声も増えています。
結論、基本的に新盆の過ごし方に絶対的な決まりはありませんので、ご家族のお考えが一致しているようであればご家族だけでお過ごしいただいても問題はありません。

しかしながら、菩提寺がある場合には、新盆法要を行う形が基本にはなりますので、必ずご住職にご相談ください。また、もし法要を行わない・親族を呼ばない場合には、平服でお過ごしいただき問題ありませんが、新盆飾りやお供えなど、できる限り丁寧にご供養していただくことが大切です。

>初盆法要について詳しくはこちら

新盆飾りの準備

新盆は、通常のお盆に比べて法要や来客などで忙しくなる可能性が高いので、当日あわただしくならないよう、余裕をもってお盆の前月くらいから準備を進めることをおすすめします。
実際に新盆で使用するお盆飾りは通常のお盆とほとんど変わりませんが、新盆の時にだけ飾る「白紋天」という白提灯があります。以下に、新盆用と通年用のお盆飾りについてご解説します。

新盆の時だけ使用する白提灯(白紋天)

新盆の時にだけ使用する「白紋天(しろもんてん)」は、初めてご自宅に帰ってくる故人様の霊が迷わないための目印としての意味があり、主に玄関先(軒先)に吊り下げてお飾りするのが一般的です。
しかし、近年は「マンションなどの集合住宅に住んでいて飾る場所がない」「新盆であることをご近所全体に知らせるのは気が引ける」などの声から、室内の窓際に吊り下げたり、室内置き型タイプの白紋天が登場したりと、住宅事情やお考えに合わせて自由に飾る方も増えてきています。

以下に、白紋天の種類をいくつかご紹介いたします。決まりはありませんので、ご自宅のお飾りスタイルにあったものをお選びください。

伝統的な吊り下げタイプ

昔ながらの吊り下げるタイプの白紋天です。故人様が帰ってくるための目印ということで、本来は軒先や玄関先など室外にお飾りする提灯ですが、最近ではこちらもお部屋の中に飾る方が増えています。盆棚の近くや、窓のそばのカーテンレールなどに吊り下げてお飾りください。

中にローソクを入れてお使いいただくものですが、火事などの心配もあるためローソク型の電池灯で代用することをおすすめします。

スタンドタイプ

吊り下げタイプの白紋天をミニチュア化した、ミニスタンド付きのタイプです。場所を取らずどこにでも置けるので、吊るす場所がない方や、外に掛けることに抵抗がある方におすすめです。ミニチュアといってもスタンドの部分は木製で、提灯も本格仕様の上品さがある初盆用提灯です。

電池式のローソク灯が付属していますので、中に入れてお使いください。火事の心配もなく、コードレスでお飾りいただけます。

コードレスタイプ

小さく、また電池式のコードレスタイプなので、場所を選ばずお使いいただけます。お仏壇の横や盆棚に置いていただくことも、吊り下げてお飾りいただくことも可能です。

さらに白紋天は本来初盆のみの提灯なのですが、こちらはかわいらしい柄の入った火袋もセットになっており、お客様ご自身で付け替えていただけますので、翌年以降にもご利用いただける作りとなっております。

■新盆の提灯は誰が買うべき?

盆提灯には、新盆用の白提灯と絵柄入りの通年用提灯の2種類がありますが、一般的にはそれぞれ購入者が異なります。

  • 白提灯(紋天)…故人様のご家族が用意
  • 絵柄入り提灯…故人様の兄弟や親族が用意

ただし、近年は住宅事情の変化によって贈り先のご自宅に合ったサイズの提灯を選ぶのが難しくなってきていることもあり、「お好きなサイズや絵柄の提灯を飾ってください」という意味を込めて提灯代(現金)を贈るケースもあります。

毎年使用するお盆飾り

白紋天をお飾りする以外は、基本的に通常のお盆と内容は共通ですので、お仏壇の前や横にお位牌やお盆飾り、お供えなどをを飾った「祭壇(さいだん)」※を置き、その周りにお盆提灯をお飾りする形が一般的です。なお、盆棚は、四十九日の後飾り壇を取っておいて再利用する形でも問題ありません。
※祭壇は、「盆棚(ぼんだな)」「精霊棚(しょうりょうだな)」とも呼ばれます。

■これを買えば安心!新盆(初盆)セット

はせがわでは、新盆をお迎えの方を対象に、必要なお飾りが一式揃うセット用品もご用意しています。「たくさんあって何を準備していいか分からない…」とご不安な方は、まずはセット品をご購入され、その後提灯などを買い足すようにすると過不足がなく安心です。
※地域によっても使用品は異なる場合がありますのでご注意ください。

・お盆用品が一式揃ったセット


・盆棚と「どんす(掛け布)」のセット(2段タイプもあり)

【図説付き】お盆飾りの仕方

地域によっても必要なお盆飾りや実際の飾り方は大きく異なる場合がございますが、以下に、一般的なお盆飾りの例をご紹介します。

祭壇(盆棚)を使用した新盆飾り例

①十三仏(掛軸)
②霊前灯
③お位牌
④蓮型ローソク
⑤盆花
⑥盆花用 花瓶
⑦御霊具膳
⑧花立
⑨火立
⑩蓮の葉
⑪水の子
⑫香炉
⑬みそはぎ

⑭盛器
⑮牛馬
⑯まこも
⑰経机・供物机
⑱盆棚・どんす
⑲導師布団
⑳花瓶
㉑リンセット
㉒行灯(または姫行灯)
㉓白紋天
㉔ローソク型電池灯
㉕おがら
㉖ホーロク

※㉓~㉖は、基本的に家の軒先に飾る(置いて使用する)ものです。

>>お盆飾りや飾り方について詳しくはこちら

お供えの準備

お盆のお供えは、ご自身の家庭でご供養する故人様に対するお供えと、お盆(新盆含む)を迎える他のご家庭に対するお供え(お見舞い品)の2種類に大きく分けられます。
お供えの基本は、いずれの場合も「五供(ごく)」と呼ばれる「香・花・灯明(灯り)・浄水(水)・飲食(食べ物)」の5つが基本です。お盆の場合は、五供に沿ったものを中心に夏の季節のものをお供えすることが一般的です。

以下に、それぞれ一般的なお供えをご紹介します。

1)自宅で行うお盆用のお供え

ご自宅におけるお供えは、【お線香・ローソク・お花】といった日頃のお参りでも使用するものに加え、【精進料理・そうめん・お菓子・果物(籠盛りなどもOK)・団子】などの食べ物のお供え物が一般的です。
夏場になりますので、基本的には常温で日持ちするお供えが適しています。お料理などの生ものをお供えする場合には、なるべくお盆期間中、難しければ中日の間(14・15日)の毎食分をご用意しておかれると丁寧です。

2)新盆見舞い用のお供え

新盆法要に参加したり、お盆のご家庭へ訪問する際などにも、お見舞いの品や手土産としてお供え物を持参します。この際のお供えは、【お仏壇周りの消耗品(進物線香やローソク)・お菓子】などの品物と、【香典(こうでん)】※の大きく2種類があり、どちらか片方のみを贈る場合もあれば、地域によっては両方贈る場合もあります。
※「香典(こうでん)」とは、お香やお花の代用として、故人の霊前にお供えする金銭(現金)のこと。遺族をいたわる心の表れともされる。

相場は、品物の場合は【3,000~5,000円】程度、現金の場合は【5,000円~10,000円】程度が一般的ですが、故人様との親密度によっても異なります。地域性がある場合もございますので、不安な場合にはご親族や近所の方にご相談するとよいでしょう。

>>お盆のお供え全般に関して詳しくはこちら
>>新盆のお見舞い品に関して詳しくはこちら

■のし(掛け紙)・香典袋の表書きの仕方

お供えに付ける「のし(掛け紙)」・香典を入れる「香典袋」のどちらも、水引は双銀や黒白の結び切り(関西の場合は黄銀や黄白の場合もあり)を使用し、濃い墨色で書く形が一般的ですが、表書きの仕方は微妙に異なります。

・品物につけるのし(掛け紙)の場合
「御供」や「御仏前」とする形が基本ですが、贈り先が新盆(初盆)の場合には「新盆(初盆)御見舞」とする場合が通例です。

・現金を入れる香典袋(不祝儀袋)の場合
「御仏前」や「御佛前」とする形が基本です。

新盆当日は何をする?やること一覧

お仏壇と盆飾り、盆提灯のイメージ画像

さて、前項まで新盆のためにどのような準備が必要かを見てきましたが、ここからは新盆当日にするべきことを具体的にご紹介します。

13日(迎え盆・お盆入り)

新盆の初日は、主にご先祖様をお迎えするための日になります。お盆飾りなどの準備は、遅くとも前日の12日までには済ませておくようにするのが丁寧な形です。

・お供え

準備しておいたお供えを、祭壇(盆棚)を中心として盛大にお供えします。料理などの生ものをお供えする際は、私たちの食事の前に差し上げ、食事が終わったタイミングで下げましょう。お盆期間中は毎日三食(朝昼晩)をお供えするのが丁寧な形ですが、難しい場合には中日(14日・15日)の間だけでも問題ありません。

・お墓掃除とお墓参り

家族揃ってお墓参りをします。絶対的な決まりはありませんが、「迎えは早く」と言われていることから、故人様のお迎えの意味も込めて13日の午前中のお参りが最適とされます。なお、お墓参りの前にはお墓掃除も欠かさず行いましょう。

・迎え火

「ホーロク」という素焼きのお皿に「おがら」という麻の茎を乗せて火を点ける風習を「迎え火(送る際は「送り火」)」と呼びます。ご先祖様が帰ってくる際のご自宅の目印の意味があり、夕方頃になったらご自宅の玄関前、もしくはお墓で「迎え火」を焚いてご先祖様をお迎えします。

>>「迎え火」について詳しくはこちら

・白紋天と盆提灯に灯りをつける

それぞれの提灯に灯りをつけ、ご先祖様が帰ってくる際の目印を作ります。

14日・15日(中日)

お盆の中日(ちゅうにち)にあたる14日・15日は、新盆の場合には主に法要を行ったり親族と会食をするなどして、故人様を偲んで過ごす形が一般的です。

・新盆法要

ご自宅またはお寺で法要を執り行います。新盆法要を個別に執り行う場合には、主に①僧侶の読経、②参列者によるお焼香、③みんな揃って会食といった流れで進みます。お墓が近くにある場合には、お墓参りも一緒に行う場合もあります。(地域によって流れが異なる場合もあります。)

16日(送り盆)

お盆の最終日は、主にご先祖様をお見送りするための日です。最後まで丁寧にご先祖様をお見送りいたしましょう。

・送り火

迎え火の時と同様に、夕方頃になったらご自宅の玄関先もしくはお墓で「送り火」を焚き、ご先祖様の霊をお見送りします。
※お墓でお見送りする際には、このタイミングでも再びお墓参りを行いますが、施設によっては夕方以降のお墓参りは禁止されている場合もありますのでご注意ください。

>>「送り火」について詳しくはこちら

・お盆飾りの片付け

お見送りが終わったら、飾っていたお盆飾りや提灯、祭壇(盆棚)などを片付けてお盆終了となります。なお、16日中の方付けが難しい場合には、翌日になってからでも問題ありません。

お盆用品の処分(ご供養)・保管方法

お盆で使用したお盆飾りは、大きく分けて1回限りで毎年処分すべきものと、翌年以降も繰り返し使えるものの2つに分けられます。さらに新盆の場合は、新盆用の白提灯も処分する必要がありますので注意しましょう。

以下に、具体的な処分方法・保管方法をご紹介します。繰り返し使用できるお盆用品の中でも、特にお盆提灯は、保管状況によって何年使い続けられるかが大きく異なりますので、正しい保管方法を知っておくと安心です。

新盆用の白提灯(白紋天)の処分方法
供養の際は、新盆用の白紋天はお寺様にお納めするか、送り火で一緒に燃やす形が一般的です。
どちらも難しい場合には、お塩でお清めして紙に包むなどしてから、自治体の処分方法に従って処分していただく形でも問題ありません。

白紋天は新盆限りの提灯ですので、新盆が終わったらご供養(処分)します。
※よく「新盆用提灯は使いまわしできないの?」とご質問をいただきますが、故人様ごとに新しく用意する形が一般的ですので、基本的にはその年限りでご供養しましょう。

その他のお盆用品の処分方法
送り火で一緒に燃やすか、お塩で軽くお清めした後に自治体の処分方法に従って処分する場合が一般的です。

まこも(盆棚に飾るござの敷物)、牛馬(精霊馬)、盆花、蓮の葉(水の子を乗せる葉っぱ)といった一部のお盆飾りは、基本的にはその年ごとにご供養(処分)します。
ただし、必ずしも毎年買い替えなければならないということはなく、ちりめん製の牛馬など、近年は毎年使いまわせる商品も増えてきています。また、菩提寺のお考えや地域によっても変わってくるので、不安があればまずお寺へお尋ねすると安心です。

その他のお盆用品の保管方法

ほこりや汚れを払ってから、購入時の箱に元通りの形で入れ直して保管します。
★提灯の場合は、組み立てをばらしてから、購入時の箱に元通りの形で入れ直して保管しましょう。その際、絹製の提灯は特に虫に食われやすいので、「しょうのう(防虫剤)」と一緒にして保管すると安心です。

絵柄入り提灯をはじめとして、盆棚や花瓶、迎え火・送り火用のホーロク(素焼きのお皿)など、ほとんどのお盆用品は翌年以降もお使いいただけますので、来年まで大切に保管しておきましょう。

新盆のマナーに関するよくあるご質問

喪服を着用して数珠を片手に合掌している男女の画像

最後に、新盆(初盆)のマナーに関してお寄せいただくことが多いご質問をピックアップしてご紹介します。

Q1.新盆法要を主催する側(遺族側)は、どのような服装を選ぶと丁寧でしょうか?

A.服装は、男女共に喪服を着用する形が丁寧です。

主催者は招く側となりますので、参列者よりも軽い服装にならないよう注意しましょう。お子様の場合は制服、もしくは落ち着いた服装をご用意ください。アクセサリーを着ける場合は、白またはグレーのパールのネックレスやイヤリング、ピアスなどが適切です。

>>新盆法要について詳しくはこちら

Q2.新盆法要後の会食における挨拶は、どのような内容が適切でしょうか?一例も教えてください。

A.お越しいただいた皆様への感謝、故人様も皆様とお会いできて喜んでいることに対するお礼などが一般的です。

そのほか、故人様の生前の思い出話なども添えられてもよいでしょう。

・挨拶の一例
「本日はご多忙中にもかかわらず、亡き◯◯(故人様のお名前)の新盆法要にお集まりくださり、誠にありがとうございました。皆様のお陰で無事法要を営むことができ、◯◯も安心していることと存じます。
この場では、皆様と故人の思い出を語らいながら故人を偲び、冥福を祈りたいと思っております。
それでは、献杯のご唱和をお願いいたします。『献杯』。ありがとうございました。」

Q3.新盆見舞いを郵送する際に手紙を添えたいのですが、どのような文面が適切ですか?

A.故人様へのお悔みの言葉や、ご遺族に対する気遣いの言葉を含めた文面がいいでしょう。

新盆法要に参列できない場合には、法要に参列できないことへのお詫びも含めると丁寧です。ただし、長文にならないよう、便箋一枚に収まる程度の簡潔な文章にまとめましょう。

Q4.新盆のお参りで訪問した際は、どのような挨拶をすべきですか?

A.故人様のお参りをしたい旨を含めたご挨拶をするとよいでしょう。

そのほか、亡くなられてからお盆までの月日が経つのが早いことを話したり、暑さが続く中でのご遺族のお身体を気遣うようなお言葉をかけて差し上げると丁寧です。

・ご挨拶の言葉の一例

「早いもので、◯◯様が亡くなられてからもう◯カ月が過ぎますね。本日は、新盆のご供養に伺いました。」

Q5.新盆にやってはいけないこと(タブー)はありますか?

A.「お盆以降は海や川に入ってはいけない」といった言い伝えが有名ですが、仏教的には新盆に関するタブーはございません。

お盆を過ぎてからの海や川遊びをNGとする話がよく上げられますが、主には8月を過ぎると台風やクラゲが発生して危険であることから生まれた言い伝えとされており、お盆行事自体とは直接的な関連性はありません。
しかし、地域によっては必ず守るべきとされている場合もありますし、新盆は一度きりのものでもありますので、なるべくならば水遊びは避け、故人様のご供養を行う期間としてお過ごしいただくことをおすすめします。

>>新盆のマナーに関して詳しくはこちら

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