お盆に用意すべきお供え|選び方と意味、マナーを解説

お盆に用意すべきお供え|選び方と意味、マナーを解説
お盆は一年で唯一ご先祖様が家にお帰りになります。そして故人様を偲ぶ気持ちをこめてお供えをしたいものです。
いざ用意しようと思った時に「何を贈ればいいのか」で慌てないためにも、準備をしましょう。このページではお供えの意味から定番のお供えまで説明します。

お盆とは?

お盆とは

旧暦の7月15日は、ご先祖様の霊をお迎えして感謝と供養をささげる日です。日本では、西暦606年に初めてお盆の行事が行われ、8世紀ごろには風習として広まったといわれ、現在では、お供えのほか、提灯や灯籠などを飾ってお祀りします。

お供えの基本 五供(ごく)とは

お供えの基本

仏教では五供という考え方があります。香・花・灯明・浄水・飲食といわれる5つをさします。その5つをもとに、お仏壇のお飾りがされています。

香はお線香として、お仏壇で日々のお参りでも使用されています。お線香には場、お参りする人を清める意味と、香喰(こうじき)として仏様のご飯という意味もあります。 また花立・火立・香炉の3つで「仏の三大供養」ともいわれる重要なご供養品になります。
※「こうじき」は「香喰」「香食」とも書くことがあります。

故人様はお花の香りを好むとも考えれれています。葬儀でもきれいなお花で祭壇をお飾りしています。花は仏の慈愛と忍耐を表現し、花立・火立・香炉の3つで「仏の三大供養」ともいわれる重要なご供養品になります。

灯明(とうみょう)

ローソクなどの明かりのことです。仏教では世の中を照らす役割と考えられています。その明かりで迷いがなくなっていくとされます。仏の智慧を表し、花立・火立・香炉の3つで「仏の三大供養」ともいわれる重要なご供養品になります。

浄水(じょうすい)

水やお茶を供えることです。喉がかわかないようにという意味と、心を清らかにするとも考えられます。
※宗派によっては、水やお茶を供えない場合もあります。

飲食(おんじき)

食べ物をお供えします。焚きたてのご飯やお菓子や季節の果物が多く用意されます。おさがりとしてお供えが終わった後には、分け合っていただきます。

精進料理は準備を簡単に作れる、お手軽なフリーズドライの精進料理セットがあります。ご飯は炊きたてをお供えください。御霊具膳(おりょうぐぜん)という御膳に盛り付けをされる事が多いです。


よく選ばれるお供え

お供えの選び方

故人様の好きなものを中心に、お菓子やお花、線香など、消費できるものが選ばれています。こちらでご紹介する品物は自宅用、贈答用どちらも選ばれることの多いものです。
贈答のお菓子などはおさがりとして法要の参列者や親族が持ち帰ることもあるため、分けやすく、日持ちするものが喜ばれます。

提灯

提灯

お盆に帰ってくる故人様の目印として提灯を飾ります。また、明かりと絵柄で五供の燈明と花を表しています。
お供えとして親族が用意することもあります。

提灯はこちら>>

お線香

線香

香りは仏様のごはんです。伽羅(きゃら)や沈香(じんこう)といった香木をはじめ、桜やラベンダーなどのお花の香りまでさまざまです。
自宅用、贈答用のお線香があります。

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ローソク

ローソク

通常のローソクから、食べ物をかたどったローソクまであります。お供えのしにくいアイスをはじめビールなどの好物をローソクでお供えしてはいかがでしょうか。

好物ローソクはこちら>>

お花

造花

故人様が帰ってくるお盆ですので、お花を飾り華やかにお迎えをしましょう。生花だけでなく、造花(アレジメントフラワー)やプリザーブドフラワーも贈答に選ばれています。

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精進料理

精進料理

殺生を避けるという考えから精進料理があります。5つの器に料理を盛りつけ、お箸は仏様側に向けます。

  • 親碗(ご飯)
  • 汁椀(お吸い物・みそ汁)
  • 腰高(香のもの・漬もの)
  • ツボ椀(煮物・あえもの)
  • 平椀(煮物)

そうめん

そうめん

夏の定番そうめんは地域によっては、ゆでた状態でお供えをします。
「幸せがながく続くように」「故人様が荷物をくくる」などの意味が諸説あるようです。

お菓子

お菓子

落雁などをはじめ、焼き菓子など個包装されたものが人気です。すぐに消費できない可能性もあるので、常温で日持ちのするものを選びましょう。夏ということもあり、水羊羹やゼリーなども選ばれます。

果物

果物

季節の品物が選ばれます。消費期限の長く、常温で保存できるものにしましょう。盛器(もりき)などにお飾りをして、お供えください。

飲み物

飲み物

故人様の好きな飲み物が選ばれています。贈答の場合は詰め合わせを用意されることが多いようです。
飲み物をはじめ故人様の好きだった食べ物をかたどったローソクなどもあります。

マナーと注意点

お供え

お供えを用意するのには自宅用、贈答用共に注意が必要なことがあります。事前に確認をしての用意が大切です。

いつまでお供えする?

お盆は7月と8月と地域によりありますが、それぞれ13日がお盆の入り(迎え盆)、16日がお盆の終わり(送り盆)になります。お盆のお飾りは早めにはじめ、送りが終わった後に片づけをしますので、そちらに合わせるとよろしいでしょう。
精進料理などは私たちの食事の前にさしあげ、私たちの食事が終わったタイミングでさげましょう。
お盆はご先祖様が帰られる期間でもあるので、なるべく朝昼晩にお供えしたいものです。地域やご家庭により習慣としてお供えをする日が決まっていることもありますのでご注意ください。

贈答の注意点

地域によるお盆の時期に気を付けて、お供えを届けるまたは贈る必要がありますので、事前に確認をしましょう。お盆やお盆法要の前までにお渡しをしましょう。
贈答品はお店で包装とかけ紙を用意いただけます。「御供」や「御仏前」の表書きが多いですが、新盆であれば「新盆御見舞」などを使用することもあります。白と黒の水引を使用することが一般的です。
※地域や宗派などにより異なることがあります。仏事では「かけ紙」、慶事では「のし紙」と表現します。

お供えに向かないもの

肉や魚などの殺生をイメージされるもの、日持ちのしないものは避け、常温での保存ができるものを選びましょう。また夏場ですので、傷みやすいものにも注意が必要です。
お盆は親戚も集まりやすい季節ですので、お供え後のおさがりを分けやすい個包装タイプがおすすめです。

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