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【2024年度版】新盆(初盆)とは?いつ何を準備する?基本を解説

【2024年度版】新盆(初盆)とは?いつ何を準備する?基本を解説

新盆(初盆)とは、故人様が亡くなられてから初めて迎えるお盆のことです。
ここでは、新盆に向けていつ何を準備すればいいのかなど、新盆の執り行い方を具体的に解説します。また、新盆当日の服装や、新盆を迎える方へのご挨拶などの基本マナーもご紹介します。

新盆(初盆)とは?通常のお盆と何が違う?

蓮の花と葉の画像

「新盆(にいぼん)」とは、故人様が亡くなられた後に初めて迎えるお盆のことです。より正確には「四十九日の忌明け後初めてのお盆」のことを指し、四十九日前にお盆が訪れる場合は、初盆を翌年に行なう形が一般的です。真言宗や曹洞宗など、浄土真宗以外の在来仏教で行います。
呼び方・読み方は地域によって異なります。「新盆」を「しんぼん・あらぼん」と読んだり、「初盆(はつぼん・ういぼん)」と呼ぶこともありますが、内容に相違はありません。

通常のお盆との違い

お盆…ご先祖様の霊をご自宅にお迎えし、家族や一族が集まってご先祖様や故人様を偲び供養する日本独自の風習のこと。

新盆もお盆も、故人様を自宅にお迎えして供養するという点では同じですが、新盆は故人様が初めてご自宅に帰って来られる一度きりの機会という点で違いがあります。よって、ご親族や知人友人の方などの大勢で、通常のお盆よりも丁寧に華やかにお迎えいただくべき行事とされています。なお、お迎えの際には、新盆の時だけ使用する「白紋天」と呼ばれる白提灯もお飾りします。
また、通常のお盆の場合は法要を行わない地域も増えていますが、新盆の場合は「新盆(初盆)法要」という法要を行ない、法要後に集まった方々と会食を行なう形が一般的です。

■お盆について詳しくはこちら

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お盆の意味とは?いつ何をする?

お盆の意味や由来、具体的にいつ何をするかなど、お盆に関する基本を徹底解説します。また、お盆時期に避けるべきことについても説明しています。

【2024年度版】新盆はいつ?具体的な日程を紹介

2024年(令和6年)のお盆期間

  • 7月盆の場合【7月13日(土)~7月16日(火)】
  • 8月盆の場合【8月13日(火)~16日(金)】

新盆は、故人様が亡くなられてから四十九日後(忌明け後)に迎える初めてのお盆ですので、期間自体は通常のお盆と同じです。なお、四十九日の期間中(忌中)にお盆を迎える場合には、その翌年に新盆を行なう形が通例です。
お盆期間は、一般的には8月13日~16日の4日間である場合が多いですが、地域によっては7月13日~16日の4日間で行なわれることもあります。

■お盆の期間について詳しくはこちら

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2024年のお盆期間はいつ?地域別日程も紹介

一般的なお盆期間をはじめ、東京や沖縄など地域別の日程、一般的なお盆休み日程などを具体的に解説します。

新盆の準備・新盆飾りの仕方

新盆飾りの一例

お盆飾りやお供えなどのお盆自体の準備に加え、新盆法要の手配など、通常のお盆に比べると新盆はするべきことが多くあります。ここでは、具体的にどのような準備が必要なのかを一式ご紹介します。

新盆法要の準備

初盆は通常のお盆より丁寧にご供養するべきと言われているため、特別に「新盆法要」を行います。お盆時期は僧侶が非常に忙しくなる時期であるため、通常の法要よりも余裕を持って準備を進める必要があります。
※通常のお盆でも、自宅に僧侶を招いて読経いただく「棚経(たなぎょう)」という風習がある地域もありますが、法要という形で執り行うのは新盆のみの場合が一般的です。

■新盆法要と他の法要を一緒に行ってもいい?

新盆法要の日程が四十九日法要や一周忌と近い場合、二つの法要を一緒に行うこともあります。ただし、それぞれ意味合いが異なる法要のため一緒に実施しても問題ないかどうか、まずはご住職や周囲の方にご相談いただくと安心です。

1)法要の手配

まずは法要を行う日程と場所を決め、決まったらすぐに法要で読経いただく僧侶の手配を行います。(菩提寺がある場合は必ずご住職にご相談ください。)

■新盆法要は、自宅とお寺のどちらで行うの?

新盆法要は、自宅に僧侶をお招きして個別に行う場合が一般的です。ただし菩提寺がある場合には、ご住職のお考えによっては、その年に新盆を迎える檀家を対象にお寺で「合同法要」を行う場合もあります。

もしご自身がどちらで行うか不明の際は、事前にお寺へ確認しておくといいでしょう。

2)お布施の用意

法要の手配が終わったら、ご住職へのお礼であるお布施を用意します。一般的には【3~5万円】程度とされていますが、寺院によって相場が異なりますので、事前にご住職へ確認されると安心です。
※自宅での法要の場合は、お車代として別途【5,000~1万円】程度も必要です。

なお、四十九日や一周忌などの法要と新盆法要を一緒に行う際のお布施は、2つの法要のお布施を合わせた金額が適切といえるでしょう。

不祝儀袋(のし袋)の表書きは「御布施」、交通費がある場合は「御車代」とするか、袋の中に入っている中袋(お金を入れる白い封筒)に内訳を記載して、まとめて御布施としてお渡ししても問題ありません。

■新盆法要のお布施について詳しくはこちら

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新盆(初盆)のお布施相場はいくら?マナーも解説

法要の際にお寺へお渡しするお布施の金額目安や渡し方、法要当日のマナーなど、新盆法要について詳しく解説します。

3)参列者への連絡と会食場所の決定、お返し(返礼品)の手配

参列者へ案内状を送って参加するか否かの確認を取り、参列者の人数が確定したら会食場所を決めます。会食場所は、ご自宅や会食施設、お料理屋などが一般的です。
その後、参列時にお供え物などをご持参いただいた方へのお礼として、返礼品の準備を行います。返礼品は、相場【1,500~5,000円】程度の食品や日用品をお選びいただく形が一般的です。また、念のため参列者の人数よりも少し多めに用意しておかれると安心です。

■僧侶や親族を呼ばず、家族だけで過ごしてもいいの?

近年は、「葬儀を家族葬で行ったから初盆法要も家族のみで行いたい」「僧侶も呼ばず法要なしで過ごしたい」といった声も増えています。
結論、基本的に新盆の過ごし方に絶対的な決まりはありませんので、ご家族のお考えが一致しているようであればご家族だけでお過ごしいただいても問題はありません。

しかしながら、菩提寺がある場合には、新盆法要を行う形が基本にはなりますので、必ずご住職にご相談ください。また、もし法要を行わない・親族を呼ばない場合には、平服でお過ごしいただき問題ありませんが、新盆飾りやお供えなど、できる限り丁寧にご供養していただくことが大切です。

新盆飾りの準備

新盆は、通常のお盆に比べて法要や来客などで忙しくなる可能性が高いので、当日あわただしくならないよう、余裕をもってお盆の前月くらいから準備を進めることをおすすめします。
実際に新盆で使用するお盆飾りは通常のお盆とほとんど変わりませんが、新盆の時にだけ飾る「白紋天」という白提灯があります。以下に、新盆用と通年用のお盆飾りについてご解説します。

新盆の時だけ使用する白提灯(白紋天)

新盆の時にだけ使用する白い提灯を、「白紋天(しろもんてん)」と呼びます。これは、初めてご自宅に帰ってくる故人様の霊が迷わないための目印としての意味があり、主に玄関先(軒先)に吊り下げてお飾りするのが一般的です。
しかし、近年は「マンションなどの集合住宅に住んでいて飾る場所がない」「新盆であることをご近所全体に知らせるのは気が引ける」などの声から、白紋天を室内に飾る方が増えています。盆棚の近くや窓際のカーテンレールなどに吊り下げたり、室内置き型タイプの白紋天が登場したりと、住宅事情やお考えに合わせて自由に飾る方も増えてきています。
また、中にローソクを入れて使うタイプの場合、火事などの心配もあるためローソク型のLED電池灯で代用することをおすすめします。

伝統的な吊り下げタイプの白紋天

スタンドタイプの白紋天

ミニスタンド付きのタイプです。場所を取らずどこにでも置けるので、吊るす場所がない方や、外に掛けることに抵抗がある方におすすめです。ミニチュアといってもスタンドの部分は木製で、提灯も本格仕様の上品さがある初盆用提灯です。
LEDの電池式ローソク灯が付属していますので、中に入れてお使いください。火事の心配もなく、コードレスでお飾りいただけます。

コードレスタイプの白紋天

小型で電池式のコードレスタイプなので、お仏壇の横や盆棚など場所を選ばずお使いいただけます。

>>白紋天をもっと見る

■新盆の提灯は誰が買うべき?

盆提灯には、新盆用の白提灯と絵柄入りの通年用提灯の2種類がありますが、一般的にはそれぞれ購入者が異なります。

  • 白提灯(紋天)…故人様のご家族が用意
  • 絵柄入り提灯…故人様の兄弟や親族が用意

ただし、近年は住宅事情の変化によって贈り先のご自宅に合ったサイズの提灯を選ぶのが難しくなってきていることもあり、「お好きなサイズや絵柄の提灯を飾ってください」という意味を込めて提灯代(現金)を贈るケースもあります。

■新盆(初盆)の盆提灯について詳しくはこちら

新盆(初盆)の盆提灯ページのサムネイル画像

新盆に飾る提灯は誰が買う?基本を解説

新盆に飾る提灯の意味や飾り方、誰が購入するべきかなどを解説いたします。また、絵柄入り提灯の選び方や飾り方、処分方法などもあわせてご説明します。

毎年使用するお盆飾り

白紋天をお飾りする以外は、基本的に通常のお盆と内容は共通ですので、お仏壇の前や横にお位牌やお盆飾り、お供えなどをを飾った「祭壇(さいだん)」※を置き、その周りにお盆提灯をお飾りする形が一般的です。なお、盆棚は、四十九日の後飾り壇を取っておいて再利用する形でも問題ありません。
※祭壇は、「盆棚(ぼんだな)」「精霊棚(しょうりょうだな)」とも呼ばれます。

■これを買えば安心!新盆(初盆)セット

はせがわでは、新盆をお迎えの方を対象に、必要なお飾りが一式揃うセット用品もご用意しています。「たくさんあって何を準備していいか分からない…」とご不安な方は、まずはセット品をご購入され、その後提灯などを買い足すようにすると過不足がなく安心です。
※地域によっても使用品は異なる場合がありますのでご注意ください。

盆飾りセット

【図説付き】お盆飾りの仕方

地域によっても必要なお盆飾りや実際の飾り方は大きく異なる場合がございますが、以下に、一般的なお盆飾りの例をご紹介します。

祭壇(盆棚)を使用した新盆飾り例

①十三仏(掛軸)
②霊前灯
③お位牌
④蓮型ローソク
⑤盆花
⑥盆花用 花瓶
⑦御霊具膳
⑧花立
⑨火立
⑩蓮の葉
⑪水の子
⑫香炉
⑬みそはぎ

⑭盛器
⑮牛馬
⑯まこも
⑰経机・供物机
⑱盆棚・どんす
⑲導師布団
⑳花瓶
㉑リンセット
㉒行灯(または姫行灯)
㉓白紋天
㉔ローソク型電池灯
㉕おがら
㉖ホーロク

※㉓~㉖は、基本的に家の軒先に飾る(置いて使用する)ものです。

■お盆飾りについて詳しくはこちら

お盆飾りページのサムネイル画像

お盆飾りや盆棚はどう飾る?徹底解説

お盆飾りをいつどのように飾るのか、コーディネート例と共に画像付きで具体的に解説しています。

はせがわの無料来店相談サービス

関東、東海、九州エリアを中心に130店舗以上展開しているはせがわでは、仏壇仏具やお墓などのお悩み相談も無料で承っております。
予算感やデザイン等のご要望に沿ったお盆提灯のご提案や、お飾り方法のアドバイスも可能です。お盆のご準備で迷ったら、ぜひはせがわにご相談ください。

>>最寄りのはせがわ店舗を探す

お供えの準備

お盆のお供えは、ご自身の家庭でご供養する故人様に対するお供えと、お盆(新盆含む)を迎える他のご家庭に対するお供え(お見舞い品)の2種類に大きく分けられます。
お供えの基本は、いずれの場合も「五供(ごく)」と呼ばれる「香・花・灯明(灯り)・浄水(水)・飲食(食べ物)」の5つが基本です。お盆の場合は、五供に沿ったものを中心に夏の季節のものをお供えすることが一般的です。

以下に、それぞれ一般的なお供えをご紹介します。

1)自宅で行うお盆用のお供え

ご自宅におけるお供えは、【お線香・ローソク・お花】といった日頃のお参りでも使用するものに加え、【精進料理・そうめん・お菓子・果物(籠盛などもOK)・団子】などの食べ物のお供え物が一般的です。
夏場になりますので、基本的には常温で日持ちするお供えが適しています。お料理などの生ものをお供えする場合には、なるべくお盆期間中、難しければ中日の間(14・15日)の毎食分をご用意しておかれると丁寧です。

■お盆の定番料理について詳しくはこちら

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お盆の定番料理とは?タブーも紹介

お盆で定番のお供え物や精進料理、お盆ではタブーとされる食べ物について解説しています。

2)新盆見舞い用のお供え

新盆法要に参加したり、お盆のご家庭へ訪問する際などにも、お見舞いの品や手土産としてお供え物を持参します。初盆のお供えは、品物と「香典(こうでん)」※の大きく2種類があり、どちらか片方のみを贈る場合もあれば、地域によっては両方贈る場合もあります。
※「香典(こうでん)」とは、お香やお花の代用として、故人の霊前にお供えする金銭(現金)のこと。遺族をいたわる心の表れともされる。

相場は、品物の場合は【3,000~5,000円】程度、現金の場合は【5,000円~10,000円】程度が一般的ですが、故人様との親密度によっても異なります。地域性がある場合もございますので、不安な場合にはご親族や近所の方にご相談するとよいでしょう。

新盆見舞いに人気の品

■お仏壇周りの消耗品

お仏壇にお供えするお線香ローソクは、使用期限がなく、日々のお参りで使用するため、新盆の贈り物として定番です。

贈答用線香・ローソク

■食べ物

お菓子や乾物などの食べ物も新盆のギフトとして人気です。
地域によっては、果物などの食品や飲料品を籠に飾り、花で飾った「盛籠(もりかご)」を贈る慣習もあります。
※盛籠は、はせがわの一部店舗(西日本地域)でもご注文が可能です。詳しくは店舗までお問い合わせください。

>>はせがわ店舗を探す

■花

季節の花を使用した花束やフラワーアレンジメントを贈るケースも良く見られます。生花を特殊加工して長期間保存可能にしたプリザーブドフラワーもおすすめです。
色に決まりはありませんが、白を基調とするとよいでしょう。

フラワーギフト

■のし(掛け紙)・香典袋の表書きの仕方

お供えに付ける「のし(掛け紙)」・香典を入れる「香典袋」のどちらも、水引は双銀や黒白の結び切り(関西の場合は黄銀や黄白の場合もあり)を使用し、濃い墨色で書く形が一般的ですが、表書きの仕方は微妙に異なります。

・品物につけるのし(掛け紙)の場合
「御供」や「御仏前」とする形が基本ですが、贈り先が新盆(初盆)の場合には「新盆(初盆)御見舞」とする場合が通例です。

・現金を入れる香典袋(不祝儀袋)の場合
「御仏前」や「御佛前」とする形が基本です。

■新盆見舞い(お供え)について詳しくはこちら

新盆見舞いページのサムネイル画像

新盆見舞いとは?香典相場・おすすめのお供え物

新盆(初盆)法要で見舞い品としてお供えする香典・お供え物について、相場や香典袋の選び方、おすすめ商品などをご紹介します。

新盆の期間中にやるべきこと一覧

お仏壇と盆飾り、盆提灯のイメージ画像

ここでは、新盆の期間中に実際にするべきことを具体的にご紹介します。

13日(迎え盆・お盆入り)

新盆の初日は、主にご先祖様をお迎えするための日になります。お盆飾りなどの準備は、遅くとも前日の12日までには済ませておくようにするのが丁寧な形です。

お供え

準備しておいたお供えを、祭壇(盆棚)を中心として盛大にお供えします。料理などの生ものをお供えする際は、私たちの食事の前に差し上げ、食事が終わったタイミングで下げましょう。お盆期間中は毎日三食(朝昼晩)をお供えするのが丁寧な形ですが、難しい場合には中日(14日・15日)の間だけでも問題ありません。

お墓掃除とお墓参り

家族揃ってお墓参りをします。絶対的な決まりはありませんが、「迎えは早く」と言われていることから、故人様のお迎えの意味も込めて13日の午前中のお参りが最適とされます。なお、お墓参りの前にはお墓掃除も欠かさず行いましょう。

■お盆のお墓参りについて詳しくはこちら

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お盆のお墓参りはいつ行く?

お盆のお墓参りにはいつ行くべきか、行ってはいけない日はあるのか、お墓参りのやり方や持ち物とあわせて解説しています。

迎え火

「ホーロク」という素焼きのお皿に「おがら」という麻の茎を乗せて火を点ける風習を「迎え火(送る際は「送り火」)」と呼びます。ご先祖様が帰ってくる際のご自宅の目印の意味があり、夕方頃になったらご自宅の玄関前、もしくはお墓で「迎え火」を焚いてご先祖様をお迎えします。

迎え火・送り火用品

■お盆の迎え火・送り火について詳しくはこちら

迎え火・送り火のタブーのページサムネイル

お盆の迎え火・送り火はいつする?

迎え火と送り火の意味、日時、方法、必要な道具、宗教・宗派や地域による違いなどを詳しく解説しています。

白紋天と盆提灯に灯りをつける

それぞれの提灯に灯りをつけ、ご先祖様が帰ってくる際の目印を作ります。

14日・15日(中日)

お盆の中日(ちゅうにち)にあたる14日・15日は、新盆の場合には主に法要を行ったり親族と会食をするなどして、故人様を偲んで過ごす形が一般的です。

新盆法要

ご自宅またはお寺で法要を執り行います。新盆法要を個別に執り行う場合には、主に①僧侶の読経、②参列者によるお焼香、③みんな揃って会食といった流れで進みます。お墓が近くにある場合には、お墓参りも一緒に行う場合もあります。(地域によって流れが異なる場合もあります。)

16日(送り盆)

お盆の最終日は、主にご先祖様をお見送りするための日です。最後まで丁寧にご先祖様をお見送りいたしましょう。

送り火

迎え火の時と同様に、夕方頃になったらご自宅の玄関先もしくはお墓で「送り火」を焚き、ご先祖様の霊をお見送りします。
※お墓でお見送りする際には、このタイミングでも再びお墓参りを行いますが、施設によっては夕方以降のお墓参りは禁止されている場合もありますのでご注意ください。

お盆飾りの片付け

お見送りが終わったら、飾っていたお盆飾りや提灯、祭壇(盆棚)などを片付けてお盆終了となります。なお、16日中の方付けが難しい場合には、翌日になってからでも問題ありません。

お盆用品の処分(ご供養)・保管方法

お盆で使用したお盆飾りは、大きく分けて1回限りで毎年処分すべきものと、翌年以降も繰り返し使えるものの2つに分けられます。さらに新盆の場合は、新盆用の白提灯も処分する必要がありますので注意しましょう。
繰り返し使用できるお盆用品の中でも、特にお盆提灯は、保管状況によって何年使い続けられるかが大きく異なりますので、正しい保管方法を知っておくと安心です。

新盆用の白提灯(白紋天)の処分方法

白紋天は新盆限りの提灯ですので、新盆が終わったらご供養(処分)します。よく「新盆用提灯は使いまわしできないの?」とご質問をいただきますが、故人様ごとに新しく用意する形が一般的ですので、基本的にはその年限りでご供養しましょう。

新盆用の白紋天は、お寺様にお納めするか、送り火で一緒に燃やす形が一般的です。
どちらも難しい場合には、お塩でお清めして紙に包むなどしてから、自治体の処分方法に従って処分していただく形でも問題ありません。

その他のお盆用品の処分方法

まこも(盆棚に飾るござの敷物)、牛馬(精霊馬)、盆花、蓮の葉(水の子を乗せる葉っぱ)といった一部のお盆飾りは、基本的にはその年ごとにご供養(処分)します。
ただし、必ずしも毎年買い替えなければならないということはなく、ちりめん製の牛馬など、近年は毎年使いまわせる商品も増えてきています。また、菩提寺のお考えや地域によっても変わってくるので、不安があればまずお寺へお尋ねすると安心です。

送り火で一緒に燃やすか、お塩で軽くお清めした後に自治体の処分方法に従って処分する場合が一般的です。

その他のお盆用品の保管方法

絵柄入り提灯、盆棚、迎え火・送り火用のホーロク(素焼きのお皿)など、ほとんどのお盆用品は翌年以降もお使いいただけますので、来年まで大切に保管しておきましょう。

ほこりや汚れを払ってから、購入時の箱に元通りの形で入れ直して保管します。
★提灯の場合は、組み立てをばらしてから、購入時の箱に元通りの形で入れ直して保管しましょう。その際、絹製の提灯は特に虫に食われやすいので、「しょうのう(防虫剤)」と一緒にして保管すると安心です。

新盆法要時の服装や挨拶マナーは?よくあるご質問

喪服を着用して数珠を片手に合掌している男女の画像

最後に、新盆(初盆)のマナーに関してお寄せいただくことが多い、新盆法要時の服装や、新盆を迎える方に対するご挨拶などのご質問をご紹介します。

Q1.新盆法要を主催する側(遺族側)は、どのような服装を選ぶと丁寧でしょうか?

A.服装は、男女共に喪服を着用する形が丁寧です。

主催者は招く側となりますので、参列者よりも軽い服装にならないよう注意しましょう。お子様の場合は制服、もしくは落ち着いた服装をご用意ください。アクセサリーを着ける場合は、白またはグレーのパールのネックレスやイヤリング、ピアスなどが適切です。

Q2.新盆法要の案内状には何を記載すべきですか?

A.誰の新盆法要を執り行うかを明確にし、法要の年月日と時間、場所、ご自身の連絡先(住所・氏名、電話番号)を記載しましょう。

法要後の会食会場の手配(必要な場合)や引き出物の準備があるため、返信用はがきか往復はがきを使用し、各人の出欠席を確認しておくとよいでしょう。
なお、基本的には縦書きで句読点は不要です。遅くとも開催の1か月前にはお送りしましょう。

・挨拶状の例文
「拝啓
盛夏の侯  皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます
この度 亡 〇〇〇〇(故人様の氏名)の 新盆(初盆)供養を営むこととなりました
つきましては お暑い中ご足労いただき恐縮ですが ご臨席賜りますようご案内申し上げます
敬具


日時 令和〇年〇月〇日(〇曜日)午前〇時より
場所 自宅(自宅以外の場合は会場名と住所を記載)

なお 法要後に供養の粗宴をご用意いたしております
お手数ではございますが〇月〇日までにご都合のほどご返信くださいますようお願い申し上げます

令和〇年〇月〇日
郵便番号・住所
電話番号
施主のフルネーム」

Q3.新盆法要後の会食における挨拶は、どのような内容が適切でしょうか?一例も教えてください。

A.お越しいただいた皆様への感謝、故人様も皆様とお会いできて喜んでいることに対するお礼などが一般的です。

そのほか、故人様の生前の思い出話なども添えられてもよいでしょう。

・挨拶の一例
「本日はご多忙中にもかかわらず、亡◯◯(故人様のお名前)の新盆法要にお集まりくださり、誠にありがとうございました。皆様のお陰で無事法要を営むことができ、◯◯も安心していることと存じます。
この場では、皆様と故人の思い出を語らいながら故人を偲び、冥福を祈りたいと思っております。
それでは、献杯のご唱和をお願いいたします。『献杯』。ありがとうございました。」

Q4.新盆見舞いを郵送する際に手紙を添えたいのですが、どのような文面が適切ですか?

A.故人様へのお悔みの言葉や、ご遺族に対する気遣いの言葉を含めた文面がいいでしょう。

新盆法要に参列できない場合には、法要に参列できないことへのお詫びも含めると丁寧です。ただし、長文にならないよう、便箋一枚に収まる程度の簡潔な文章にまとめましょう。

Q5.新盆のお参りで訪問した際は、どのような挨拶をすべきですか?

A.故人様のお参りをしたい旨を含めたご挨拶をするとよいでしょう。

そのほか、亡くなられてからお盆までの月日が経つのが早いことを話したり、暑さが続く中でのご遺族のお身体を気遣うようなお言葉をかけて差し上げると丁寧です。

・ご挨拶の言葉の一例

「早いもので、◯◯様が亡くなられてからもう◯カ月が過ぎますね。本日は、新盆のご供養に伺いました。」

Q6.新盆にやってはいけないこと(タブー)はありますか?

A.「お盆以降は海や川に入ってはいけない」といった言い伝えが有名ですが、仏教的には新盆に関するタブーはございません。

お盆を過ぎてからの海や川遊びをNGとする話がよく上げられますが、主には8月を過ぎると台風やクラゲが発生して危険であることから生まれた言い伝えとされており、お盆行事自体とは直接的な関連性はありません。
しかし、地域によっては必ず守るべきとされている場合もありますし、新盆は一度きりのものでもありますので、なるべくならば水遊びは避け、故人様のご供養を行う期間としてお過ごしいただくことをおすすめします。

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